コア形状

コア形状について

ラジエーターやオイルクーラー・インタークーラーを含む、熱交換器の心臓部であるコア。
各種熱交換器の性能を左右させる、コアの形状には以下のものが利用されております。
また、使用用途によって、最適なタイプを選択することで、耐久性や熱交換率を向上させることが可能です。

コルゲートフィンタイプ

アルミコルゲートフィンタイプ

現在の熱交換器は、小スペース・軽量化が求められており、放熱性にも優れているコルゲートフィンタイプが主流になっています。
また、アルミ化が急速に進んでおり、その理由としては黄銅コルゲートフィンタイプより、更に軽量化が図れるのと、リサイクルの観点からもアルミ化への需要が増加しております。
アルミは光輝性が高く、非常に見た目も綺麗な金属素材ですが、部品同士の結合が難しく特殊な技術が必要となります。 (参考:アルミ真空炉

【 用 途 】 乗用車・トラック・バス・建設機械・産業機械など幅広く使用
【 材 質 】アルミニウム
【 特 性 】軽量・コンパクト・耐久性に優れている

黄銅コルゲートフィンタイプ

世界中で最も利用されている黄銅製コルゲートフィンタイプのコア
銅固有の熱伝導性の高さと加工のしやすさから幅広く利用されております。
素材自体も比較的安価なため、まさにデファクトスタンダードとして用いられるコアとなります。

【 用 途 】 乗用車・トラック・バス・建設機械・産業機械など幅広く使用
【 材 質 】黄銅(銅と亜鉛の合金)
【 特 性 】加工性・熱伝導性が優れている
ボルトクローズ

取り付け方法

ボルトクローズ
ボルトで機器と接合
詳細は画像をクリック
半田付けタイプ

取り付け方法

半田付け
溶接により機器と接合

プレートフィンタイプ( F-88オリジナル仕様

プレートフィンタイプは、コルゲートフィンタイプでは補えない強度面(耐震性)・飛石などによる破損防止・目づまり対策として、特に建設機械関係の需要が多くなっております。
材質は、黄銅製が主流となっているが、更に破損防止を増すため、鉄のプレートフィンも一部に使用されています。
強固で目づまりしにくい『当社オリジナルF-88プレートフィン』がオススメです。

【 用 途 】 主に建設機械、発電機・産業機械等にも使用
【 材 質 】真鍮
【 特 性 】強度(耐震性)・目づまり防止等、過酷な条件に優れている
ボルトクローズ

取り付け方法

ボルトクローズ
ボルトで機器と接合
詳細は画像をクリック
半田付けタイプ

取り付け方法

半田付け
溶接により機器と接合

F88コアについて

当社オリジナルF-88フィンは、目づまりに強い!!

コア比較従来の突破りプレートフィンタイプを改良し、目づまり防止に作られた当社のオリジナル商品です。 プレートフィンタイプは、特に建設機械での需要が多く、目づまりだけでなはなく、振動や飛石による漏れを防ぐことを可能にしたラジエーターです。 従来の突破りプレートフィンタイプを、更に向上させようと技術開発に励み、「もっと目づまりを追放しよう!」「もっと強度をつけよう!」を合言葉にし完成したのがF-88フィンです。

F-88フィンと突破りフィンの違い

従来型は突破りフィンのため、加工部に破断カエリが出来てしまい、ゴミやホコリがひっかかり易くなり、それが足掛かりとなって大きな目づまりへと発達し、オーバーヒートの原因になっておりました。 F-88フィンは、フィラーチューブに沿う立ち上がり部が、バーリング加工にて制作され破断カエリがなくスッキリと仕上がっております。 これにより目づまりの足掛かりとなる最初のひっかかりが発生しにくい構造となり、目づまりに強いプレートフィンとなっております。 また、バーリング加工によりフィラーチューブとの接合が全周に亘って確実になされ、伝導性・放熱性及び強度が増大しています。
熱伝導性 半田接合部(フィラーチューブとF-88)が確実に密着し半田付けされているためフィラーチューブからF-88フィンへの熱伝導性が向上しました。
放熱性 フィラーチューブの露出面積を大きくすることでフィラーチューブからも直接放熱でき効率的に成りました。
通風性 従来の突破りフィンタイプに比べてフィン立上り部が約70%もカットされているため(上図参照)ゴミ・ホコリによる目づまりがしにくく通風性に優れています。

コルゲートフィンからF-88プレートフィンに変えてみませんか?!

当社では、コルゲートフィンタイプラジエーターの『目づまり対策品』として、“F-88”プレートフィンを使用しています!
当社のF-88プレートフィンは、破断カエリがなく目づまりに非常に強い構造となっております。
目づまりでお困りの事業者様、ぜひ当社のF-88プレートフィンをお試しください!

このような目づまりは起こしていませんか?

ラジエーター目づまり
泥や油にホコリが付着し、コルゲートフィンの表面が目づまりし放熱しない状態です。
フィン目づまり
細かい木くずやホコリがコルゲートフィンの内部まで入り込み放熱しない状態です。
目づまりサンプル写真1.2.とも1/3以上が、ラジエーターとしての機能(放熱)を発揮できず、オーバーヒートを起こした実例です。

コルゲートフィンは、ルーバーが切ってありフィン形状が細かいため、放熱性能は優れているのですが、その分目づまりを起こしやすいという難点があります。

コルゲートフィンタイプラジエーターの《目づまり対策品》として、 ”F-88”プレートフィンタイプで作りました!

アルミコルゲートフィンタイプラジエーターASSY新品建設機械アルミコルゲートフィンタイプラジエーターASSY
仕様変更
プレートフィンタイプラジエーターASSY当社F-88プレートフィンタイプラジエーターASSY

悪環境で使う機械に特にオススメです!

綿ボコリのたつ作業用フォークリフト
製紙用チップ材料を運搬するショベル

F-88の適用例

目づまりに非常に強いF-88フィンは、
ゴミ集積所や工事現場など、過酷な環境で使用する機械に向いています!
ごみ処理などするフォークリフト等・・・
パワーショベル、 タイヤショベル、 ブルドーザ、 フォークリフト、 発電機、 ホイールローダ、 ホイールショベル、 クレーン、 タイヤローラー、 コンプレッサー、 その他
目づまりに限っては、F-88フィンコアー、フィンピッチ4~6mmで大変効果があります。 早速F-88フィンの効果をお試しください!

F-88の製作対応

  • F-88フィンは、最大高1700mmまで製作が可能です。
  • 車種・用途に合わせ、どんなラジエーターにも対応できます。
  • F-88プレートフィンのフィンピッチは、用途に合わせて、3.0mm~6.0mmまで製作が可能です。

F-88フィンは、大型建機・発電機にも対応

建設機械や発電機などのラジエーターは、上下タンクの取り付けに半田接合だけでなく、 ボルト締めにより接合(ボルトクローズ)する場合があります。 建設機械関係のボルト締めのラジエーターの場合は、振動によるプレート根付漏れが非常に多くみられます。 当社のボルトクローズタイプコアは、独自の技術でプレート根付の補強対策をしており、耐震性を増強するなど、細部まで配慮しています。
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